基本的なオンライン授業の進め方 - 授業中
本ページの作成日:2020/4/28
本ページの最終更新日:2020/10/21
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ここでは、Zoomによる授業中に関することを説明します。
(1) Zoomで授業を行う
授業時間になったら、指定したURLに教員がアクセスし、Zoomによる授業を行います。
以下、Zoomの授業での使い方を簡単に説明します。(操作イメージの動画も1分で説明! どうするZoomのページにて掲載していますので、あわせてご覧ください。) (1-1) Zoomの授業での使い方(基本編)
基本的には、カメラ映像や画面共有機能・チャット機能などを活用し、講義やコミュニケーションを行います。
https://gyazo.com/a9d8cad45a3a823a5e001125c9db900d
画面共有機能をうまく使う
PowerPointのスライドショーや、PDFファイルなど、講義用の資料を画面共有して、いわばプロジェクターでスライドを投影するようなイメージで授業を行うことができます。
基本的には、起動しているアプリケーションの中から、画面共有したいものを選択します。あるいは、PCの画面自体を共有することもできます(その画面に映っているものがそのまま共有されます)。
https://gyazo.com/1dbed8e9c06477467bc0acd08f9cfb7b
画面共有は、「画面の共有」→「高度な共有オプション」から、細かな設定ができます。共有できるのを「ホストのみ」にしておくと、参加者(学生)が画面共有をすることができなくなります。誤って学生が画面共有することを防ぎたい場合は、これを設定しておくと良いでしょう。
https://gyazo.com/0527b3ecb8eb9290ede66a294ccee169
チャット機能でやりとりする
テキストのやりとりを行うことができます。
チャットの内容は、ミーティング(授業)終了後に、テキストファイルで自動保存されます。
画面下部の「チャット」をクリックして、常にチャット画面を開いておくとよいでしょう。
画面共有時にチャット画面を開くことで、メッセージが表示されるようになり、見落としの防止に繋がります。
右下の詳細設定でチャットに関するいろいろな設定ができます。
参加者(学生)間で個別にやりとりすることも可能ですが、「全員をパブリックに」に設定しておくと全体にしかメッセージを送れなくなります。授業においてはこの設定にしておくと、不必要な個別のやりとりを避けることができます。
https://gyazo.com/56f2c5f29ab96846171eea30a2588340
参加者(学生)の行動を管理する
「参加者の管理」ボタンで参加者リストを表示すると、右下の詳細設定でいろいろな管理ができます。
受講者数や科目の性質にもよりますが、「学生は基本的にミュート」を原則にするとよいでしょう。
「開始時にミュート」にしておくと、学生は参加した時点でミュートの状態になります。
「参加者に自分のミュート解除を許可します」のチェックを外すと、学生はミュートを解除できなくなります。
「ミーティングをロックする」にすると、学生は以降入室できなくなります(遅刻者を入室させない)。
https://gyazo.com/ffb3e37a41dbdd4f36360019afb746de
(1-2) Zoomの授業での使い方(応用編)
Zoomのその他の機能を使って、さらに授業を「双方向」にすることができます。
たとえば以下の機能は授業でも効果的でしょう。
ブレークアウトセッション
投票
「手を挙げる」
画面共有でのコメントやお絵かき
(2) 出席をとる(必要な場合)
出席をとる必要がある場合は、たとえば以下のような方法が考えられます。やりやすい方法、確実な方法など、状況に応じて適当な方法を採用してください。
成績評価の考え方において「出席点」というものはそもそもありませんので、出席確認は必須ではありませんが、学生の参加状況を知るうえでも、何らかの方法で、リアルタイム授業への出席状況を確認しておくとよいでしょう。
パターン1 kibacoの機能を使う
kibacoの「テスト/アンケート」機能または「課題」機能を活用して出席を確認します。
これらの機能では、回答が学修番号と紐付いて記録され、また提出日時も記録されるため、確実な出席データをとることができます。
出席確認だけでなく、ミニッツペーパー(その授業回における疑問点や理解度、感想などを書く紙)的な質問を加えて、Zoomでの授業自体に関する状況調査の要素をもたせるのも、以降の授業改善に向けて効果的だと思われます。
パターン2 Zoom上で出席をとる
Zoomの機能を用いたり、運用上の工夫を行ったりすることで、出席をとることも可能です。
たとえば以下のような方法が考えられます。
(1) レポート機能を用いる(データ保管は1か月以内)
授業(Zoomミーティング)終了後、Zoomホームページにログインし、「レポート」項目から、「使用状況」→「用途」と進むと、1ヶ月以内のミーティングの記録を見ることができます。
開始日と終了日を設定(授業した日(同じ日)に設定)して検索すると、出席者・参加時刻・退出時刻・所要時間などがわかります。
ただし、Zoom参加時の名前を、学生が本名(あるいは教員が本人識別できる文字列)で記載している必要があります。
(2) チャットを利用する
チャット上で氏名(あるいは教員が本人識別できる文字列)を書き込んでもらい、それをもって出席確認します。
氏名等を書き込んでもらう場合は、チャットの設定を「ホストのみ」とした状態で行ってください。この設定により、書き込みの内容を参加者全員に公開することなく確認が可能です。
https://gyazo.com/56f2c5f29ab96846171eea30a2588340
(3) 音声・映像を利用する
マイクやカメラをONにし、学生に何らかの(本人識別できる)行動をとってもらい、それをもって出席確認します。
(3) トラブルが発生した場合の対応
Zoomでの授業においては、操作に慣れていない、通信環境が悪い等、さまざまな原因でトラブルが発生することが想定されます。とくに、初期にはトラブルが起こりやすいものと考えれますので、あらかじめ想定されるトラブルへの対処方法を考えておくことが重要です。
以下、想定されるいくつかのトラブルについて、その対処方法を説明します。
(3-1) 通信トラブル等により、授業が(十分に)受けられなかった場合
もし学生が、何らかの原因で接続できなかった、あるいは接続が途中で切れて復帰できなかった等の場合は、教員へメールを送り、参加できなかった理由や状況の説明を連絡することをルール化しておきましょう。
このことについて、kibacoのお知らせに掲示しておいたり、初回のガイダンスで十分に説明しておくとよいでしょう。詳細については(基本的なオンライン授業の進め方 - 授業終了後 )(3) 授業後に、出席できなかった学生のフォローアップをする)を参照ください。 (3-2) 教員側の接続が切れた場合
Zoomミーティングはクラウド上(インターネット上)で動作していますので、仮に教員(ホスト)側の接続が切れてしまった場合でも、ミーティングは終了していません。再度ミーティングに入り直すだけで、授業を再開することが可能です。
(3-3) 乱入者がいた場合
明らかに授業に関係のない乱入者が万が一現れた場合は、Zoomの「参加者の管理」機能で参加者リストを表示し、乱入者の欄から「詳細」→「削除」とすることで、強制退出させることができます。削除した参加者は、再度参加することはできません。
https://gyazo.com/f1902d62020ded9b819f3b707cec5d29
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